マテリカヘアーの新店舗『Rooms』ができるまでの話はこれまであまり人に話してきませんでした。
ですが、プロジェクトがいよいよ始動するタイミングになりましたので、
皆さまにも発信していこうと思います。
マテリカヘアーの新店舗『Rooms』ができるまでの話①はコチラ
マテリカヘアーの新店舗『Rooms』ができるまでの話②はコチラ
夏に入り、打ち合わせ回数が多くなってきました。
その間スケジュールを調整しながら様々な業者さんとの打ち合わせも入ります。
最終的にほぼほぼ決まったのはお盆前くらいにまとまり、
店内の工事が始まる前に、装飾で使うインテリアパーツを買いに行こうと、
大阪のパーツショップ『antry』さんに伺いました。
こちらのパーツショップは、アンティーク雑貨や家具、
コンセントやスイッチ、照明器具などとてもおしゃれでカッコいいパーツがたくさん揃っていて
すごく素敵なお店。
インテリアのデザインをお願いしている高橋さんが紹介してくれたお店で、高橋さんにも同行してもらいました。
antryさんの店内装飾も、実際に販売されているパーツを使用して作った空間がディスプレイされているので
イメージをRoomsに落とし込みながらいろんなパーツを選ぶ。
ここではインテリアデザインに詳しい高橋さんの提案をたくさんいただきました。
そして、このantryさんでパーツを選ぶ時間が結構楽しくて。。。
今までビジネスの側面で判断することが多かったのですが
みんなに愛される空間とは、どういう雰囲気かな…というのを考えながら選ぶ、
この一時の時間がものすごく充実した時間となりました。
そして
本格的な工事が9月から始まりました。
数日後には個室のための壁の下地が入り、
少しずつですが、図面上で見ていたレイアウトがリアルに見えてきます。
工事の進捗状況に合わせて、設備機器の発注、納品のタイミング
細かい備品や材料、広告などの発注を様々な業者さんと合わせていきましたが
このタイミングを合わせるのがとても難しい。
というのも、期日を設定しているのに、スケジュールができていなかったり
決定事項の判断が遅れると翌日や翌週に繰り越され、
その分ズルズルとあとのスケジュールがずれてしまうハメに…….
私自身も期日に合わせてもっと計画をきっちりたてて行動したり、それを周囲にも徹底してもらったりとしっかりと管理すればいいのですが、できなかったという点が悔やまれます。
猛省しております。
9月前半の工事は
既存の床のはつり工事から、水道配管工事、建具工事、大工工事などが順次行われまして
9月中旬になると電気工事も開始です。
そして、新店舗と既存店の間にも開口部が設けられました。
今回の工事には
中学時代の同級生の友人にも店内の工事や店外の外観工事など、加わってらいました。
持つべきものは友人。
応援してくれる事に対して、とても勇気をもらえます。
こころの支えにもなり、本当に素晴らしい友人に恵まれてとても感謝しております。
10月に入ると大まかな所はほぼ出来上がり、
壁紙や床、壁の塗装など、細かい部分での内装工事が始まりました
スタッフさん達にもお願いして、
すこし手伝ってもらいました。
一部の作業を自分たちでやるからこそ愛着が感じられます。
10月中旬になると、設備の搬入と設置の工事も行われ、
シャンプー台や椅子、鏡がとりつけられると一気にヘアサロンぽくなりました。
さらに、諸々の細かいパーツを取り付けたり、仕上げの作業を経て
店内工事はほぼ終盤に。
職人さんたちの力によって個室のある素敵な空間ができました。
そして
antryさんのパーツがとてもいい感じにはまっております。
今回、色々とコストを削らないといけない部分がたくさんあり、
おしゃれにしたいけど、予算の都合上そう自由にはできない事情もありましたが
高橋さんから提案いただくアンティークパーツは全て採用させていただきました。
地域のみなさまだけでなく、この空間を使うスタッフにも愛されて欲しい
そんな想いが込められたパーツたちなのです。
工事も色々進んでいって
準備等諸々忙しくなってきた中、
妻からの連絡で知った突然の出来事。
私事での件で恐縮ですが、
妻が第二子を妊娠しておりまして、この時点で妊娠4ヶ月でした。
つわりなどの症状もありましたが、仕事も続けておりました。
経過状況もよく、もうすぐ安定期に入ろうかという矢先に、妻から緊急の知らせが。
結局、この後病院で絶対安静の状態で入院することになってしまいました。
5日間どころか、退院はしばらく無理とのことで、この時点ではかなり長期の入院になるとの指示を受けました。
オープンの準備のため膨大な仕事が山積みになっている状況でしたが、
3歳の娘を連れて毎晩病院にお見舞いにいったり
家族のサポートを優先するため、仕事はセーブすることになりました。
仕事と家族
どちらも大事ですが
このような状況下ではどのように対応するべきなのか、
いろんな葛藤もありましたが私はできることをしっかりやるのみ。
優先順位だけは間違えないように慎重に行動しました。
体力的にも精神的にもきつい部分がありましたが
スタッフさん皆さんの支え、
家族の支え、
お客様や友人からの励ましのお言葉
しんどい時もみなさまからエールをもらいまして
たくさん元気をもらいました。