ヘアオイルの使い方、間違っていませんか?効果が出るためのヘアオイルの正しい使い方を解説します

こんにちは。

兵庫県小野市のヘアサロン マテリカヘアー の増山です。

 

 

 

 

当店ではヘアカラーやパーマ、ストレートなどの技術が得意なサロンとしてお客様に認知され、

毎月400名近くの方にご来店いただいております。

ヘアカラーやパーマ、ストレートの施術には髪のダメージもついてきてしまいますので、

施術のあとは定期的なメンテナンスや、

自宅でのデイリーケアを欠かさずしていただくようにお伝えしています。

 

特に自宅でのデイリーケアは、日々の生活の負担にならないように出来るだけ簡単に済ませられる方法として、

自宅ではヘアオイルを使うことを推奨しております。

 

ヘアオイルは疎水効果といって、髪から水を排出しやすくなる性質があります。

ヘアカラーやパーマ、ストレートを施した髪はアルカリ性薬品の影響により、

水を吸いやすい新聞紙や藁半紙のように吸水性が高くなります。

水を吸うと、新聞紙も藁半紙も破れやすくなりますよね?

髪も同じで水に濡れると、繊維が崩壊しやすくなります。

それに対し、

ヘアオイルをつけて油分たっぷりの髪は、雑誌やチラシに使われる光沢紙のようなイメージで

水に対する耐性があり、強度も増し、光沢が出やすくなるのです。

 

ですが、

ヘアオイルを毎日ちゃんとつけているのになかなか髪が綺麗にならない!という方がいらっしゃるようです。

実際にそういったお悩みをもつお客様からじっくりヒアリングしたところ、

かなり間違ったヘアオイルの使い方をされているということが判明しました。

意外と間違った付け方をしていると、効果が半減どころかただの無駄遣いになってしまいます。

これでは良いオイルを使っても、結果が出ずに消耗しているにすぎないですよね………オイルにかけたお金がもったいない!

 

この記事では、ヘアオイルをつけているのに、もしくはトリートメントをきっちりとつけているのに

なかなか綺麗な髪にならないと悩んでいるあなたに向けて、

 

髪を綺麗に仕上げるプロの私たちが実践している「ヘアオイルの正しい使い方」を合計で6個、紹介していきたいと思います。

ヘアオイルを使っているのに、なかなか髪が綺麗にならないと悩んでいる人には有益な情報であることは間違いないので

ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

ヘアオイルの正しい付け方6選

①夜につけるヘアオイルは髪内部に浸透するトリートメント式のヘアオイルを使う

②髪がしっかり濡れている状態で、オイルの油分を染み込ませる

③手ぐしを30回以上入れて、全体に浸透させる

④乾かす前に、クシで丁寧にオイルをなじませる

⑤完全に水分が抜けるまで、念入りに乾かす

⑥お出かけ前には、スタイリング用ヘアオイルを使う

 

①夜につけるヘアオイルは、髪内部に浸透するトリートメント式のヘアオイルを使う

 

ヘアオイルは大きく分けて、髪内部に浸透するトリートメントタイプと、

髪の表面に歩留まりするスタイリングタイプとあります。

夜につける場合は、髪内部に浸透するトリートメントタイプのヘアオイルを使用します。

就寝時の乾燥から髪を守り、朝起きた時にもしっとりとした柔らかい状態のままでいられるためです。

 

就寝前にスタイリングタイプのオイルを塗るのはNG。

ドライヤーで乾燥させてもオイルのしっとり感が残り、

髪が濡れたような質感になったままとなります。

 

【夜につけるヘアオイルは、髪内部に浸透するトリートメント式のヘアオイルを使う】

ヘアオイルは夜用のトリートメントタイプと日中用のスタイリングタイプと使い分ける

 

②髪がしっかり濡れている状態で、オイルの油分を染み込ませる

 

夜にヘアオイルを使用する際の大事なポイントは、『髪が濡れている状態でオイルをつける』ということ。

入浴後は髪が濡れているので、その際にオイルをつけます。

油分は水分とともに髪に浸透させてその後ドライヤーで水分だけ飛ばすと、とても良い状態に仕上がります。

要は、水分が存在する部分に油分を塗る

すると、水分と油分が入った状態になります。

そこから、ドライヤーで乾かすと

水分だけが蒸発して油分が残ります。

 

『水と油をセットで塗り、その後水だけ抜く』

これだけで、油分が髪内部全体に留まり

ベタつきが残ることなく美しく柔らかい髪に仕上がります。

【髪がしっかり濡れている状態で、オイルの油分を染み込ませる】

浸透型ヘアオイルは、水分とともにオイルの油分を浸透させ、その後脱水するとより綺麗に仕上がる

 

③手ぐしを30回以上入れて、全体に浸透させる

せっかく高品質なオイルを使用していても、塗布量が少なかったり、

ムラづけになって全体に広がっていなければ、髪全体の質感は変わりません。

適量を塗り、それをまんべんなく全体に均一になじませるためには

手ぐしをしっかり入れましょう。

髪の上から、内側から横からと多方向から手ぐしを30回以上入れてなじませます。

手ぐしの回数が少ないとオイルは全体に広がりませんのでご注意を。

【手ぐしを30回以上入れて、全体に浸透させる】

多方向から手ぐしをたくさん入れて、オイルを広げていくように

 

④乾かす前に、クシで丁寧にオイルをなじませる

ヘアオイルを全体になじませたら、濡れたままの髪をクシで根元から自然に落ちる位置に向かってときましょう。

クシを通すことでよりまんべんなくオイル成分が全体に馴染みますし、

髪の歪みが整いますので

乾かした後の髪が、歪まず、広がらずまとまった状態に仕上がります。

つむじから放射状にときましょう。

首元の髪は他の部分に対して内側に存在し、また厚みもありますので後頭部から首元にかけては特に念入りにといてください。

【乾かす前に、クシで丁寧にオイルをなじませる】

後ろ髪は特にしっかりとクシでといてから乾かす

 

⑤完全に水分が抜けるまで、念入りに乾かす

濡れた髪(水)にヘアオイル(油)を塗りましたら、水分を抜く脱水作業(ドライヤーで乾かす)になります。

毛先の方や、カラーリング等のダメージがある箇所は乾きにくいので、念入りに乾かします。

乾かしが甘く、髪に水分が残ったままだと髪が歪みやすくなり膨張して広がる可能性がありますので、

しっかりと念入りに乾かして完全に脱水するのがポイントです。

完全に脱水させるには、もう乾いたかな〜っていう状態からプラス2分ほど延長して乾かします。

乾いたかどうか確かめるためには冷風機能を使います。

もう乾いたと思っても、冷風を髪にあててみてください。

すぐに冷たくなる箇所は水分が残っている証拠です。

【完全に水分が抜けるまで、念入りに乾かす】

完全に水分を脱水させてブローを軽くするとよりよくなります

 

⑥お出かけ前には、スタイリング用ヘアオイルを使う

①の内容でもご説明した通り、

ヘアオイルは大きく分けて、髪内部に浸透するトリートメントタイプと、

髪の表面に歩留まりするスタイリングタイプとあります。

日中は紫外線やエアコン、湿気など髪がバサバサになる外的要因が様々あります。

髪の表面に歩留まりするスタイリングオイルは髪がバサバサになる外的要因から髪を守り、

束感やまとまり感などを1日中維持してくれる効果があります。

スタイリング用ヘアオイルは濡れたような髪になりますが、ちょうど良い束感としっとり感におさまってくれます。

ショートヘアには少しセット力が必要ですので、ショートの場合は

油分がバターのように固形化した『バーム』という物を使うと良いでしょう。

【お出かけ前には、スタイリング用ヘアオイルを使う】

日中の活動で髪がボサボサにならないために、スタイリングオイルが必要

 

ヘアオイルの正しいつけ方が理解できたら、早速今日から始めてみましょう

 

以上が、ヘアオイルを正しいつけ方6選でした。

今までやってたヘアオイルのつけ方とギャップを感じる方がいると思い、細かく書いてしまいましたが

この記事を読んだ人に少しでも正しい方法を伝えれたら幸いです。

こちらの記事もオススメですので、綺麗な髪を作るためにぜひ参考にしてください。

美しい髪のためには植物性たんぱく質を摂取しましょう

 

増山亮吾

兵庫県小野市のヘアサロン マテリカヘアーデザイン代表美容師 ハイライトやグラデーションなどのヘアカラー『デザインカラー』や くせ毛の髪質を改善する『トリートメント縮毛矯正』に特化しております。 特に縮毛矯正では、くせ毛で悩む多くの方への施術により 圧倒的な経験値が強みとなっております。 女性がキレイであり続けるため、いつまでもキレイな髪づくりと健康的で美しくありつづける女性のライフスタイルを応援します。