こんにちは
デザインカラーを日々こなしております
マテリカヘアーの増山です。
お客様のデザインカラーのやり方をよく美容師さんからSNSで聞かれたりするんですが、
これってマニュアルがないんですよね。
ヘアカラーの調合など、レシピは伝えることができても
同じような仕上がりにはなりません。
目的地(仕上がりのイメージ)に向かってルート(プロセスや薬剤調合)を決めるのは
目的地に対してどういう方法を取るのが最も良いのか、をその都度決めているからです。
ですからとても複雑です。
やっぱりいいヘアカラーを作るのは
見極める目力や判断力、
指先で触ったときの質感、触感など
そして経験則なんですね。
得に目力や指先の感覚など、
自分の感覚を信じるところはとても大切な要素を含んでいます。
先日ご来店下さいましたお客様です。
前回のヘアカラーから少し期間が空いて
新生部も伸びているのと、
毛先も褪色しております。
この場合、仕上がりのイメージ色と、髪質、今現在の状態から今日の染めるポイントを見極めます。
・髪質により染まりにくい箇所、染まりやすい箇所への対処
・仕上がりのイメージ色へ到達させるための色味、またはベースの明るさのコントロール
・今現在の伸び具合、残留色素、明度、ダメージの状態から仕上がりのイメージにもっていくためのプロセス
などなどです。
染める方の【今の髪の状態】にあわせてプロセスや薬剤をコントロールしています
どれも大事な要素なのですが
プロセスはマニュアル化しておりません。
2回染めで行く場合でも新生部から先に染めるのか、
ブリーチやハイライトから行くのか、
ダメージの前処理からか、
などなど、大まかなマニュアルはあっても細かくはその時々で選定しています。
ここが仕上がりを左右する決め手になっています。
マテリカヘアーがやっているデザインカラーは
通常のヘアカラーに比べて
明るさ、色味の幅が広くなります。
それに加え、コントラストの強弱や彩度の強弱、
立体感や束感などもかなりデザインが幅広くなりますので、いろんな女性像にあわせてヘアカラーを楽しむことができます。
季節が変わるとイメージも変えたくなります。
デザインカラーでヘアカラーの幅を広げ、
今の私の気分をあげてくれるヘアカラーをお楽しみください。