わが子が産まれた日。忘れられない日となりました

27日の夜の事です。

【今夜ますこが出てきそうな予感がする】

夕食後に妻が言いました。

我が子の【ますこ】(仮の名 増山の子)は

予定日よりもすでに1週間が経過しておりました。

 

 

【陣痛はまだきてないけどね、今夜来そうな予感がする】

お腹の中にいる我が子【ますこ】と妻がシンパシーを感じたのでしょうか。

 

 

・予言したらまさかのお印!!

 

 

28日 午前2時

 

 

寝床に入ってからも、妻の予言が気になり、

寝付けないでいると、妻も寝付けない様子。

 

 

そしてトイレから帰ってきた妻の言葉

 

 

【ついにお印がきたよ】

おぉ…。ついに…

 

それと共に徐々に始まった陣痛の波。

 

痛みながらも妻は冷静でした。

 

出血も多少みられ、陣痛の感覚もなかなかわからないけど確実に迫ってきてる様子。

 

 

冷静に妻は病院へ相談し、しばらく待機しておりました。

 

 

 

その間、妻は僕に、

【少しでもいいから寝て、明日にの仕事に備えて欲しい】

 

 

本当に妻の内助の功に支えられて日々過ごしているのを実感しましたが、

 

この瞬間までも僕への気遣いに、改めて愛情を感じました。

 

 

・ついにこの時が…いよいよ入院

 

 

午前6時

いよいよ入院する事となりました。

 

 

痛みも増し、陣痛の間隔も短くなったのを見計らい、

支度をして病院にむかいました。

 

 

この時のために完璧な準備をしていた妻。

 

段取りは早かった。

 

そして、かかりつけの産院

 

わかば産婦人科

妻とも相談してきめた産院。

通院時の対応、施設設備、サポート体制などいろいろ調べて、

妻の意見をもとに決めて通っておりました。

 

 

・陣痛に苦しむ妻。そして後ろ髪引かれつつも仕事へ

午前7時

 

入院直後、さらに痛みがまし、激痛に顔を歪める妻。

腰を擦る、指圧するなどで痛さが軽減するようなので、

しばらく待機してる間腰を擦りつづけました。

 

 

その後の先生の話では

子宮口が10cm開くまで待ちましょう。恐らく午前中は超すかと。

 

順調に行けば午後くらいに産まれるかも。

 

 

ただ、初産で赤ちゃんの体重も既に重く、

サイズも大きいようなのでもしもの場合は帝王切開に切り替えるかも。

との説明もあり、

僕としては、ただ無事に産まれて欲しい。先生に託し、お願いするしかない。

しかしここで出勤時間のリミットに。

 

 

・妻は僕の仕事に理解してくれていた

妻も以前は技術職、接客業をしていた為なのか、

僕の仕事には理解してくれてたと思います。

今回の出産でも、仕事優先で、来られるお客様優先で動いてくれたらいい、と言ってくれてました。

なので、そう言ってくれた妻のためにも自分はサロンでの仕事に向かうべき…と、

後ろ髪引かれつつも妻を付き添いの家族に託し、

サロンでの仕事に向かいました。

 

 

 

・葛藤 。。。後悔はしたくない。スタッフの一言が

午前のサロンワークを終え、午後からのサロンワークに備えてたのですが、

家族からの一報が。

 

 

【いよいよ陣痛が強くなり分娩待機に入る】

との事でした。

 

 

おそらくもう2.3時間以内に産まれるかもという事。

 

今とても苦しんでいるんだろうな…そんな時僕は側にいてあげれてない

そして、サロンワークで自分の立場を全うするつもりだった自分の気持ちに迷いが生じました。

 

 

そんな時、スタッフの皆が

【行ってあげて下さい。でないと後で絶対後悔しますから】

 

おまいらよ…

 

この一言に背中を押され、

その後の仕事をスタッフに託し午後、再び産院へと駆けつけました。

【後悔】

後悔だけは絶対にしたくない。

 

妻の側にいてあげたい。

 

 

 

【よしっ!行くぞ!】

 

 

 

突然こんな事になり、

ご迷惑おかけしたお客様、スタッフのみんな、

本当に申し訳ございません。

 

 

・急ぎ駆けつけた時の妻の姿

午後1時

 

【うぉー!着いたー!】

再び産院へと駆けつけた時の妻の様子は

かなり強烈な陣痛が襲ってきており、

辛そうでした。

 

 

強烈な痛みが1~2分間隔

時おり声を出して苦しむ妻。

 

 

いよいよだから、と楽しみにする余裕なんてない様子。

 

ただ今はひたすらその、

強烈な痛みが襲って来るのをじっと耐え偲ぶのに必死です。

 

 

・ただひたすら背中を擦り、強烈な指圧を続けた時間

午後1時30分

妻にとっては本当に辛い時間だったでしょう。

 

 

苦しい妻に僕ができることといえば、

ただ黙って背中を擦り、陣痛の時に呼吸にあわせて

腰の下らへあたりを両手の指2本ずつで強く指圧すること。

 

 

やはりアレコレ声をかけるのは妻にしてみてもかなりウザいてあろうと思い、

事前にも調べてたのですが

 

陣痛中の夫の存在は妻にとってはかなりウザいものだそうで、

 

声をかけても返事する余裕はないだろうから

ただ黙ってひたすら腰を押し続けました。

 

それもかなりの強い力で。

 

 

一瞬でも手を離すとかなり辛いみたいなので

両手は常に腰を押し続けます。

 

 

この時間が僕にとっていろんな感情が込み上げてきました。

 

 

妻との出会い、結婚。

 

そして子供が欲しいと切望し、

やっと叶った妊娠。

 

 

さらに妊娠期間中のつわりの苦しみ、

体調の変化、

お互いの仕事のこと、

赤ちゃんの名前やこれからの子育ての話。

 

 

色んな事を超えてここまできましたが、

苦しそうな妻、この痛みからまだ逃れられず

早く楽になりたいだろうけどそうはいかない。

 

 

もうすぐ赤ちゃんに会えるという希望を持って

ひたすら黙って腰を押し続けます。

 

 

もうひと頑張りだ!

 

・分娩室へ。苦しむ妻と先生方のサポート

14時30分

いよいよ分娩台へと向かいました。

 

 

立会いの前、

僕だけ少しの間個室待機となりました。

 

 

妻と離れると

余計に妻のそばにいてあげたい気持ちが強くなり

いてもたってもいられない感じになりましたが

1時間ほどしばらく待機した後、

分娩室へと呼ばれました。

 

いよいよです。。

 

 

ついに登場の瞬間

15時40分

分娩台では医師と助産師2名の3人体制で出産の処置についてました。

 

 

分娩台ではもう擦ってあげられないので、

頭を抱えてサポートです。

 

 

妻の意識の邪魔にならないよう、

いきむタイミングにあわせてそっと頭を、おこします。

 

 

苦しむ様子でつらそうなのがヒシヒシと伝わってきますが

 

 

もう少し。頑張れ!!

 

 

 

そして…

 

 

 

ああっ!

 

 

 

ああああああ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ますこ登場!!】

 

 

 

 

!!!!デカイ!!!!

 

 

 

二重アゴ(笑)

ようやくこの世に登場してくださいましたますこ様!

 

 

【大きいなぁ~】

二重アゴ(笑)

 

医師も助産師さんも安堵と笑顔で

そう言ってくれました。

 

 

・妻よ、本当にありがとう。

15時58分

 

無事に産まれました。

3744gのジャンボベイビーますこ笑

 

すぐに妻の顔を見て僕はやはり涙しました。

本当にありがとう。お疲れ様。

 

 

妻も安堵の表情で感極まって涙ぐんでるかなと思い、チラッと見ると、

 

 

 

 

苦渋の顔で

 

 

足つった!!!!超痛い!!!!助けて!!!!】

 

 

 

 

 

さすが我が妻。

 

 

 

只者ではない(笑)

 

 

 

・生命の誕生の場面に立ち会う出産とは

 

 

実はというと、妻は最初立会い出産は嫌だと言ってました。

 

 

立会い出産で夫の存在がウザい、いろいろ見られるのも嫌だ

 

 

そんな事を言っておりまして、

僕も遠慮しようかなと思ってたのですが、

 

 

出産直前に駆けつけたのもあり、結局妻も僕が一緒に立会うのを許してくれました。

 

 

そのおかけで僕も妻とともに新しい生命の産まれる瞬間、

我が子の産声を一番に聞くことが出来ました。

妻が分娩台へ向かうまでもいろんな想いがこみあがりましたが、

 

僕も分娩室へ入った時は、

 

【いよいよ会える】

【妻の側で一緒に見届けるぞ】

 

という愛情が込み上げてきました。

生命の誕生はとても神秘的です。

 

でも生命が誕生するまで

とても大変な過程を通ります。

 

 

命を授かるとは本当に奇跡なんだなと、

そしてこの生命、

我が子に限らず

いろんな生命は両親の深い愛情のもとに誕生し、

育まれて存在するのだなと実感しました。

 

 

まだ始まりに過ぎず、

産後うつ、育児ストレスなどに悩むという話もニュースで聞きましたが

 

 

僕は父としての務め、

妻は母としての役割を果たし、

お互いをしっかりと支えあってわが子を育てて行きたいと思います。

 

 

 

そして、この出産にあたりご迷惑をおかけした

 

 

お客様、

スタッフ

そして応援してくださった家族、産院のスタッフの方々、

いろいろアドバイスをくださったお客様、友人、

全ての方々に本当に感謝です。

 

 

感謝しかないです。

 

 

 

 

ありがとうございます。

 

 

そして今日からは気持ちを切り替えてサロンワークの現場に立ちます。

 

先日の親知らずの抜歯の後の痛みと腫れも引きずってます。

 

 

 

 

世間ではゴールデンウィーク期間でお休みの方も多いですが

私は美容師としてゴールデンウィークも関係なく皆様のキレイのサポートに務めます。

 

 

ご来店お待ちしております♪

増山亮吾

兵庫県小野市のヘアサロン マテリカヘアーデザイン代表美容師 ハイライトやグラデーションなどのヘアカラー『デザインカラー』や くせ毛の髪質を改善する『トリートメント縮毛矯正』に特化しております。 特に縮毛矯正では、くせ毛で悩む多くの方への施術により 圧倒的な経験値が強みとなっております。 女性がキレイであり続けるため、いつまでもキレイな髪づくりと健康的で美しくありつづける女性のライフスタイルを応援します。