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我が子が産まれてきてくれた日。いろんな事を乗り越えて今日を迎えました。

今日は忘れられない一日となりました。

妊娠中の妻は出産予定日を過ぎてもまだ産まれず、

今日で出産予定日から10日が経過しました。

今日3月26日の夜の出来事です

今日3月26日の夜の出来事です

【陣痛がきたっぽい】

妻はそう言いました。

その時僕は仕事を終える直前の時間で
急いで帰宅しました。

陣痛がきた際の対処はあらかじめ準備をしておいたおかげで冷静に対応しました。

入浴も食事もささっと済ませたのですが

もうすぐ4歳になる娘はお母さんと離れるのが少し寂しそうでしたが、娘は自宅でおばあちゃんに預け、

すぐ病院に向かいました。

20時〜産まれるまでまだもう少しかかりそう。。

自宅を出発し、病院へ到着しました。

病院はもう外来時間も過ぎ、面会は禁止のため

入院している方々と職員以外いないので人気をあまり感じません。

 

妻はというと陣痛がきて痛いはずなのですが

いよいよ産まれることへの期待感からか、思ったより元気そうです。

 

担当医師からの説明によると

『おそらくまだもう少し時間がかかるだろうから、多分日付けまたいで翌日に産まれるかもです。』

とのことで

これからしばらく陣痛と格闘しなければならない妻が心配になりました。

 

21時〜これまでのいろんなことを思い出しました

僕はしばらく一人病室で待機しておりました。

あまり落ち着くことができませんでした。

というのも、その時間僕は第二子にまつわるこれまでの事を思い出していたからです。

 

叶った妊娠、そしてつわりの状態での日常生活や仕事

そして、

妊娠4ヶ月の出来事で仕事中に出血をし、そのまま緊急入院、絶対安静の状態で

1ヶ月入院という事態

妊娠して無事に産まれるであろうという甘い考えがもろともかき消された瞬間で

医師からの説明を受けた時は頭が真っ白になって言葉が出なかった

そんな事がありました

 

ですがそれをも乗り越え、無事にお腹の子は順調に育ち

今日に至ります。

もうすぐ会えるという楽しみな気持ちよりも

妻や子供が無事かどうか、本当に気がかりでした。

 

22時〜分娩室へ

アナウンスで来るようにと言われた僕は部屋を出て処置をする場所に向かいました。

まだ産まれないと思っていたので陣痛中の待機場所を覗くと誰もいない、

助産師さんに手術服を渡されて、一瞬戸惑いました。

『まさか。。。もう産まれるんか!!』

もう少し時間がかかると思っていたのですが実はもうすぐだったようでした。

 

分娩室に誘導され、そこで目にしたのは陣痛に苦しむ妻と出産の処置をする医師と助産師さんたち。

その状況をみてすぐに冷静になりました。

苦しんでいる妻の邪魔にならないよう、いきむ妻の頭を無言で支えました。

 

陣痛がきているけどなかなか出てこない。。。

赤ちゃんの推定体重はこの時点でおよそ3700gと、かなり大きくてなかなか頭が出てきませんでした。

妻は汗だくで必死で頑張っているのに、出てこない

僕も息を止めて力が入りました。

 

妻はこんなにも頑張っているのに

痛みを味わいながらそれに負けないように必死でいきんで頑張っているのに

先生や助産師さんは優しく励まして赤ちゃんを引っ張ってくれているのに

僕はというと、

妻に対して何も声をかけてやる事ができず

何もしてあげられず

ただ、いきむ妻の頭を支えることしかできませんでした。

この時ばかりは自分の無力さが辛かった。

ですが妻の方がもっと辛い思いをしている。

辛い思いをしながらも必死で頑張る妻をしっかり見届けようと思いました。

 

 

ついにその瞬間がきました

 

いろんなことを乗り越えてここまできました。

苦しむ妻の姿をみて心から変わってあげたいと思いました。

無力な僕はいきむ妻の頭を支えることしかできませんが

言葉には発さず

心の中で妻に『頑張れ!!』と叫び続けていました。

 

そして、

 

 

 

 

 

やっと!!

 

 

 

やっと!!

 

 

 

産まれました!!

 

 

大きい!!大きい!!

 

 

 

 

そして、

二重アゴ笑!!

 

無事に産まれてきてくれました。

 

感動した瞬間

切望した第二子で

途中、妊娠4ヶ月での破水というトラブルがありいろんな苦難があり

僕たち夫婦にしかわからない辛さを乗り越えてここまでやってきたので

産まれてきた赤ちゃんの顔を見た瞬間、僕は泣いてしまいました。

 

22時22分

 

この世に出てきてくれました第二子

 

体重はなんと3986g!!

 

一人目の娘も、産まれた時は3744gと、

かなり大きかったのに

それをも凌ぐ巨大ベイビー

 

さすが我が妻と我が子

恐れ入りました。

 

改めて知った命の尊さ

実は、私たち夫婦は第二子をずっと望んでおりましたが

なかなか妊娠にいたらず、

不妊治療を行ってきました。

その不妊治療は肉体的にも負担が大きいですが

何よりも精神的に重くのしかかり、

辛い時間を過ごしました。

 

治療のたびに辛い思いをしてしまう。

妻にかける言葉も見つからず

ろくに励ますことも出来ず

ゴールがなかなか見えない試練をひたすら受け続けておりました。

 

 

不妊治療で訪れた病院では、同じように辛い気持ちで泣いている人を多く見て

自分も辛かったと思います。

 

そんな妻が唯一前向きになれたのが

とある泣いている人を見た時だったそうです。

その方は妊娠が判明して喜びで泣いておられたそう、

その方を見て妻は『私もいつか絶対あの人みたいに喜びの涙を流すわ』

 

その言葉を聞いて、これから辛い時も乗り越えて

お互い頑張ろうと

前向きな気持ちになる事が出来ました。

 

そして、やっと叶った妊娠。

妊娠したらとりあえず一安心·····そう思ってしまってましたが

そんなに甘くはなかった事を突きつけられた現実

妊娠4ヶ月での大量出血、
絶対安静の元、緊急入院で1ヶ月ベッドの上で身動きせずに過ごす事に。

お風呂も入れず、トイレに行く時以外は寝ていないといけない。

この時は妻も辛かったでしょうし、
3歳の子供にとっても急に母親と離れ離れになる事になり、辛い思いもさせました。

命が生まれるということは大変な事です。たくさんの困難もあり、それを乗り越えて生まれました。

でも、みんながそれぞれ待ちわびられて生まれてきた命で、かけがえのない大切な命です。

昔、小学校の授業でそんな話を聞いたのを思い出しました。

今この瞬間にそのことをものすごく実感しています。

 

1人目の我が子の出産でも命の誕生をこの目で見て、
命が生まれる事の素晴らしさを感じました。

今日の出産で見た事、聞いた事、感じた事

僕たち夫婦がどういう時間を過ごしながら出産の瞬間を迎えたのか

それを我が子たちにも伝えたいなと思います。

そして、自分たちがどのようにして生まれてきたのかを知って

命の大切さや尊さを少しでも感じて、成長していってほしいなと思います。

 

増山亮吾

兵庫県小野市のヘアサロン マテリカヘアーデザイン代表美容師 ハイライトやグラデーションなどのヘアカラー『デザインカラー』や くせ毛の髪質を改善する『トリートメント縮毛矯正』に特化しております。 特に縮毛矯正では、くせ毛で悩む多くの方への施術により 圧倒的な経験値が強みとなっております。 女性がキレイであり続けるため、いつまでもキレイな髪づくりと健康的で美しくありつづける女性のライフスタイルを応援します。