こんにちは。
マテリカヘアーの増山です。
記事を書くのがめっきり空いてしまいました。
思考整理と自分の価値観をお客様、スタッフのみんな、いろいろな面でかかわる人に知ってもらいたいと思って書いているブログですが
少しお休みしておりました。
理由は、「僕が前に立つことはスタッフの成長の邪魔になる」という風に感じていたからです。
そりゃそうですよね。僕が表に出る事が多いと若手にしたら自分の存在をアピールしにくくなり、
若手にしてみたらもっとチャンスが欲しいし、
「俺ってもっとできるはず」「もっとやらせてほしい」
みたいな自信もがっつり生まれてきているでしょうし。
僕も若い時はそんな野心もいっぱいありました。
まあ近年の若手には「全般的に失敗したくないとか怒られたくないとかが先にきて
上記のような野心は少し薄れてきている」とかも言われていますが、
いやいやいやそんなことない。
若手だけじゃない、僕達40代の人間でも同じですよ。。
僕自身も失敗したくないですし、不安なことだらけ。
でも失敗したくないって思っている僕が「俺ってもっとできるはず」とも感じちゃっていろんなチャンスを欲しがっていたって
ちょっとこれだけだと何言ってるかわかんないことですが
結果いろんな失敗したのも事実。
僕にとっては失敗は怖いし難しいことには不安もたくさんあったのですが
その一方で、「やらないとわからない事がある」「やってみて覚える」っていうのを頭で理解していたつもりでして
「まあやらんと先にすすめないよね。。。」と自分自身納得したうえでいろいろとトライしてみてきました。
美容師として40代になると経験もそれなりに蓄積したベテラン枠。
そんな自分でも、口コミや評価で低評価とか普通にあります。
ベテラン美容師に限らずいろんな職種のベテランの方
みんなそんな経験あります。
若手の方皆さんに対して思うのは
失敗を恐れたり、マイナス評価で傷つく気持ちもわかるんですが、
一定数経験するとそういったマイナス評価にぶち当たるのは当然だと思い、
その事実から自分を遠ざけるんじゃなくて
そのマイナス評価に向き合うほうが圧倒的に成長できると思うんだけどね。
そのうえで失敗したくないから失敗しないように、相手を満足させて心から「ありがとう」と言ってもらえるように、
さらなる上のレベルを目指していく気持ちがあるからどんどん成長するんじゃないかなと思います。
僕自身現場ではまだ現役として働いておりますが
今の時代は昔と比べて自分の世代では理解されなかったことやタブーとされてきたことを理解し
柔軟に対応できるようになってきていると思います。
自分の価値を表現するのもまた近年のSNSやWEBの進化でなしえたことですし
もっと楽しく、もっと自分を表現でしたい
若手に対してそんな部分を先頭ではなく後ろから背中を押してあげることができる自分でありたいと思います。
僕もまだまだ未熟です
驕らず、慢心せず
常に謙虚にとにかく髪を綺麗にして
創作し表現する。
新しいことにはどんどん挑戦する
失敗は怖いけど、失敗をしない方法をきちんと確立して挑戦することを背中で見せていきたいなと思います。
余談ですが、、、
僕の好きな本の中に、「孫氏の兵法」というものがあります。
この本を初めて読んだのは25歳の時。いまでも当時をはっきり覚えています。
これは中国の春秋戦国時代の軍略家【孫武】という人物が描いた、戦術の指南書ですが
この内容は現代でも非常に多くの人に読まれており
戦術の指南書であるものの、この兵法書の内容はビジネスや人間関係、スポーツの分野などにも応用ができるというとてもすぐれた本です。
簡単に読みたいなら漫画で読めるこれがおすすめ
がっつり内容知りたいなら超絶硬いこちらがおすすめ
ガッチガチ硬いけどめっちゃ内容面白い。
国同士の戦争って基本的にやっちゃだめですよ。
できるだけしない方法を優先してくださいね。
どうしても避けられなく、戦わないといけないときは必ず勝てる時だけにしてくださいね。
または勝つ見込みが確実にあるときだけにしてくださいね。
といった感じです。
失敗をおそれず、いけいけどんどんはだめですよーってことを言ってます。
失敗しないように、またはそのリスクをちゃんとカバーできるようにした上で挑戦してくださいね。ってことです。
きっと若手の方にも響くものがあるんじゃないかなーって思っています。
ちなみにこんなドラマもあり、少し前からみていました。
Amazonプライムであります。
ドラマ仕立てで観るのは孫氏の兵法の内容は出てきませんが兵法書が確立された時代背景から見るとより理解が深まりました。
お時間がある人はどうぞ。
話はそれましたが
僕も第一線でやっている以上、やはり背中を見せないといけない気もするのですが
今は前へでてぐいぐい引っ張るより
後ろからそっと背中をおして差し上げる存在に。
これはお客様に対しての姿勢も同じようにしてます。
そっと背中を押して差し上げて
自分の魅力をさらに感じてもらい、自分に自信をもってもらう。
今一歩踏み出せなかったことにもチャレンジする
そんなポジティブなパワーを持ってもらうべく、髪から創りあげる。
作った人も、お客様も、楽しくなる仕事を創造して、皆が輝ける場面を。
みんな楽しくやっていくために、各々頑張っていきましょう。