お店が出来るまでの話を少しずつご紹介したいと思います。
実はだいぶ前からお店のキャパを増やしたいと思い、構想を練っておりました。
というのも、現状の店では席数の確保が難しく、お客様がご予約をとりづらい状況が発生してきてしまいました。
ただ、経営者としてまだまだ未熟な私では2店舗目に着手するのはとてもハードルが高いと思っております。
過去に2店舗目に挑戦し、失敗された方も多くいまして、実際目の当たりにしたこともあってか、
慎重になっておりました。
そして、しばらく物件等を探していたところ……
既存店舗の隣の店舗が撤退されることになった話を聞きました。
もともとクリーニング店が営業されていた場所です。
隣の店舗が撤退されるとなると、お隣さんも無人になってしまいますのでとても寂しいことで残念でした。
そしてしばらくは迷ったのですが、クリーニング店が撤退された場所に私たちの2店舗目を立ち上げることに致しました。
そして、すぐさまやりたいことをまとめ、綿密な計画を整理して、事業計画書を作りました。
この事業計画書作成にはかなり力を注ぎました。
現状、時代背景、課題や問題点、解決策、具体的行動計画など、
これまでのこと、今のこと、未来のことを深掘りしながらまとめました。
事業計画作りに力をそそいだのは、
今回自分の感覚やその時の流れに委ねて意思決定していくのではなくこの事業計画書を元に
確実なプラン通りに進めていきたかったからです。
今回の事業計画作りにはいろんな方の意見やアドバイスをいただきながら完成させました。
次に、今回の計画を実行するにあたり
店舗工事をお願いする業者さんを決めました。
この点においても、どこでもいい、誰でもいいという訳ではなく、
共に仕事をする方の人としての部分を重視し、
慎重に精査しました。
そして、今回お願いしましたのは
加西市の朝日商事、高橋さん。
高橋さんは30代半ばまで東京で過ごされ、
数年前に地元である加西市に拠点を移し、
ご実家の事業に参画しつつ、
インテリアパーツの卸や内装業の事業をご自身でも立ち上げられた、とてもパワフルで熱意のある方です。
そして、高橋さんの人望により、
店舗設計を担当してくださるカワイデザインワークスさんの河合さんご夫婦をはじめ、
いろんな分野のエキスパートが協力して下さることになりました。
今回、サロンづくりを通して
空間から発せられるメッセージをしっかりお客様に届けるという目的があります。
空間にメッセージを込め、
その地域にとって本当に必要な、意味のある空間にしたい
そんな想いをこめています。
今回のプロジェクトにおいて、初めての事にチャレンジするという方もいらっしゃいました。
僕もその点においてはいささか不安もありましたが
ビジネスを越えて、これからの未来のための空間づくりに向けて想いを一致させ、
目的を明確にして、今回のプロジェクトをスタートさせました。
続きます。