社会人にとって学びの機会を作り、セミナーや勉強会に参加する事は、
知識や技術を向上させて
自分の価値を向上させるのに必要な機会。
以前の僕もセミナーに参加する事が多く、休日は全て勉強会に費やしていました。
セミナーや勉強会に参加するのはどんどん参加するべきです。
その機会で得られるものもたくさんあると思うし、様々なきっかけにもなります
ですが、セミナーに参加して成果を出せたでしょうか?
自らの成長を実感できたでしょうか?
『スキルアップ』や『キャリアアップ』
それを目指して勉強することは社会人に必要だし、皆それぞれ時間とお金を費やしているはず。
ですが、『勉強会やセミナーに行って勉強した』だけの人が多くいるようにも感じます。
いろんな勉強会に参加して、頻繁にセミナーに通いまくる人の中には
セミナーに行って満足みたいな感じで終わっちゃうんですかね。
『勉強会に参加する事で満足してしまう』といったいわば精神安定剤のように、
勉強した気になった、学んだ気になった、
もしくは
成長した気になった
と、本来の目的とは大幅にずれてしまい、しかもその事になかなか気づく事ができなくなって
さらにセミナーや勉強会に行きまくるという無駄すぎる時間を過ごしてしまいます。
セミナーで勉強する事だけでは、自分自身が成長する訳ではない。
話は変わって、僕の中学生の夏休みのころのエピソード。
僕の兄は勉強が得意で
自分でガンガン勉強して成績をグングン伸ばしていました。
自力で勉強ができちゃうタイプで、塾にも行かず毎日黙々と勉強をしておりました。
それに比べ、僕はというと勉強は苦手。。。
成績も全然ダメで、学校の勉強についていくのも必死。
僕は僕なりに勉強をしようと、教科書や参考書を何回も何回も繰り返し読んで、ノートにまとめ、整理していました。
中学3年生の夏休み、
受験を控えた僕は、大学生である兄に勉強を見てもらいました。家庭教師のような感覚で。
まず最初、僕の勉強方法やノートを確認すると、兄が僕に言いました。
『問題集の問題を解く作業をひたすら繰り返せばいい』
それからは、兄が用意してくれた問題集を解く、という勉強ばかりになりました。
1回目、とりあえずやってみて、間違ったところには印をつける
2回目、もう一度全部やってみて、また間違ったところに印をつける
3回目、さらにまた全部やってみて、また間違ったところに印をつける
といったように間違ったところが全部できるまで何度も何度も問題を解く作業を繰り返しました。
そして夏休み明けの模試。
模試の結果を見て自分でもびっくり。
今までよりもずっと良い点数を取れたのです。
それまでの僕は、教科書や参考書を読んで理解したり、公式や単語や人物名や年表を暗記したり、
頭の中に知識を入れていく事が重要だと思っていました。
でも、そうじゃない。
ひたすら問題集を繰り返していく事で自分の得意な部分と苦手な部分が把握できるし、問題を解く事で出題傾向もわかる。
答えを導き出す考え方やプロセスも感覚で掴んでくる。
まさに実践を繰り返しまくると、教科書や参考書やノート、授業の振り返りだけでは得られない
経験値を積むという事できる。
その方が習得できる量や質が大きい。
実行することの方がはるかに実りが大きいものであるんだと身を以て理解する事ができました。
そのセミナーや勉強会を実りあるものにするためには
『今から何をやるのか?』
これが重要であって、セミナーや勉強会に参加する回数よりもずっとずっと意味があります。
セミナーや勉強会で必死に学びますが
むしろ大事なのはそれからのプロセス。
・何を習得したいのか、何を成長したいのか
・そのためには何をするべきなのか
・勉強会で得たことを生かして自分はどう行動するのか
こういったアクションの方が大事な要素になってくるのでは、と思いますが
残念ながら
勉強会に参加して、ためになる話を聞いただけだとその情報が脳ミソのなかにとどまって、
そこから先がない
それだと結果が小さくしかついてこない。
僕は、学ぶということの方法を変えました。
本当に問題を克服したければ、学んだ後の先の方が大事なのであるということを認識し
行動する量やアウトプットする場所や機会を多く作ろうと思いました。
【実行することリスト】
学びのあとは毎回これを作ります。
まずは自問自答し、脳内を整理する。そしてその上で行動して体験すること。
必要になったら、セミナーにいく。
その後また脳内を整理して、行動する。これに尽きるんじゃないかな。
そんな僕も、昨日は朝から大阪でセミナーでした
セミナーに参加すること自体、久しぶりです。
面白い話がたくさん聞けました。
でも重要なのは『ここからどれだけアウトプットできるのか』なので
終わってからは常にそれを意識し、行動に移す。そして検証しながら何度もトライです。